秘伝!置き碁で上手が困る打ち方大公開!


さかもと
はい!皆さんこんにちは!
世界一の囲碁講師 さかもと です!

わからんベイビー
わからんベイビーだぜ!
わからんベイビー
さて、久しぶりの更新だが今回はどんな話をしてくれるんだ?

さかもと
そうですねぇ。数か月ぶりの更新ですし、せっかくなので今回はある機密情報を公開しましょうか。

わからんベイビー
なに!? 機密情報だって!??

さかもと
そう。私は仕事柄、普段から置き碁を打つことが多いのですが、実は下手の人でも楽に勝てる相手と苦戦を強いられる相手がいるんです
さかもと
今回はその経験をもとに、置き碁でやってはいけない打ち方有利に進めるコツをお教えいたしましょう!

わからんベイビー
マジかよ!? めっちゃ気になるじゃねーか!

さかもと
ふふふ。もちろん上達に繋がる考え方もありますので最後までお楽しみ!それではレッツゴー!


今回のテーマ
置き碁で上手が困る打ち方

置き碁でやってはいけないこと

さかもと
いきなりですがベイビーさん、この局面で黒番どう打ちますか?

5子局 黒番

わからんベイビー
ほんとにいきなりだな
わからんベイビー
しかも左辺に打ち込みかぁ。苦手な場面だぜ


わからんベイビー
左下隅の黒3子が心配だし闘いになるのは怖いから、とりあえず石を繋げて安全を確保するぜ
わからんベイビー
まあ、置石もあるからまだ優勢だろうしな

さかもと
あ、ベイビーさん。それ一番ダメな考え方です


「 な、なにーーー!!!! 」


わからんベイビー
ななな、なんでだよ!?
わからんベイビー
置石を利用しながら打ち進めるのは置き碁の常套手段だろ!?

さかもと
ベイビーさん。実はそれが大きな落とし穴なんです

わからんベイビー
お、落とし穴だって!!?

さかもと
その通り。まずはその後の進行を見てみましょう。


手順再生
さかもと
ざっとこんな進行ですかね。白はもともと左辺の黒地を荒らしたくて打ち込んだので、この進行は大満足と言えるでしょう

わからんベイビー
確かにそう言われると、黒はかなり地に甘い展開だぜ。
わからんベイビー
でも黒は弱い石がないし、まだ優勢だからこれからの碁じゃないのか?

さかもと
確かに5子置いてますから形勢はまだ黒有利です。

しかし” 置石があるからまだ有利 ”この考え方では確実に負かされるでしょう

わからんベイビー
な、なんだって!?

そもそも置き碁の白番というのは、あらゆる手段で置石分のリードを縮めようとしてきます。

じっくり打つ打ち方や一発逆転を狙う打ち方などやり方は様々ですが、総じて言える事はハンデが縮まれば縮まるほど白の勝ちが近くなるという事です。

さかもと
上図のように緩んだ打ち方をしてくれるならリードが縮まって上手はとても有難いのです

わからんベイビー
安全を確保すればリードを保っていると思っていたが、実際はじりじりと差を詰められていたってことか!??
わからんベイビー
なんてこった。こりゃあ確かに大きな落とし穴だぜ

さかもと
それだけではありません。形勢が近づいた分、白は無理に勝負にでる必要がなくなってきます。

大きな闘いに持ち込まずとも大局観や読みの力・後半のヨセででじっくり追い上げていくなど白の選択肢が増えていくので、下手はどんどん対応しづらくなっていくでしょう

わからんベイビー
主導権を握られてしまうわけか

さかもと
その通りです。上手に主導権を握られれば下手が勝つのは難しくなります。

臆せず闘っていくこと


わからんベイビー
じゃあどう打てば上手が困るんだ?

さかもと
結論から言えば、臆せず闘うところではしっかり闘うことです。
さかもと
先ほどの図で説明していきましょう。


そもそも左辺というのは黒が強い所です。
左下の黒3子が気になる気持ちはわかりますが、自分が強い所で逃げ腰になっては白の思うつぼです。

下辺の白が薄い、天元に黒石がある、という事を考慮してしっかり闘っていきたいところです。


手順再生

黒1から堂々と闘っていきましょう。
白2と打ってくれば、黒3、黒5を決めてから黒7と打てば白の方が黒に包囲されています。


手順再生

白は中央に逃げ出すことになるのですが
この後、一目も地が増えないままこの大石を逃げ回ることになるのです。

逆に黒は、左上左下に地を確保しながら白の弱い石を攻められるので、しっかりと置石を活用した展開と言えるでしょう。

このように白が弱い石を抱えて打つ展開になれば上手も強引な事はできなくなってくるので、白の選択肢が減り、かなり打ちづらい展開です。

後は、差を詰められないようにしっかり打ち切れば完璧です。

わからんベイビー
なるほどな。
確かにこの図なら黒ばっかり地が増えて、白はぜんぜん地が増えないまま弱い石を逃げるハメになってるぜ
わからんベイビー
でもな、坂もっちゃん。ひとつ大事なことを忘れているぜ

さかもと
え? なんですか?

「 上手と闘うのはチョー怖えんだよ!!!! 」

わからんベイビー
こっちが考えもしなかった手がポンポン飛んでくるから、もはや新手の絶叫マシーンかってレベルだぜ!

さかもと
そう言うだろうと思って、ちゃんと対策を持ってきましたよ

わからんベイビー
さすがは世界一の囲碁講師だぜ!


” ワカレ ”を意識する。

わからんベイビー
さらば~、友よ~。いま旅立ちのとき~♪

さかもと
” 別れ ”じゃなくて” 分かれ ”ですよ。

わからんベイビー
なんだそれは?

さかもと
” ワカレ ”というのは「 闘う前に比べて、闘ったあと白黒どっちが得をしたか 」のことです。

わからんベイビー
ますますわからんぜ

さかもと
例えばこの図だと、


闘う前は黒模様だったところが十数目の白地になり、黒は壁はできましたが上辺と下辺に白石があり、また天元の石も近すぎるためあまり働きがありません。
さかもと
ではどちらの方が得をしていますか?

わからんベイビー
そりゃあ、白の方がかなり得してるんだろう?

さかもと
そうですね。なので「 この闘いのワカレは白がかなり良い 」と、こんな感じに使います。
さかもと
まあ、割と曖昧な囲碁用語なので雰囲気がわかればオーケーです

わからんベイビー
「ワカレを意識する」 ってことは 「 闘いの損得を意識しろ 」ってことか?

さかもと
その通りです! さすが世界一の囲碁ベイビー!

わからんベイビー
へへ、よせやい。照れるだろ?

さかもと
置き碁の場合だと「どこまで頑張ればいいか 」とも言えるでしょう
さかもと
例えばこの図でいうと、


この図は最初から黒が闘わず白が一方的に得をした図です。

ワカレとしては黒1:白9くらいで白良しでしょうか。

続いて黒が頑張った図です。


この図は黒が最初から最後まで頑張った図です。

黒3、黒5などのテクニックも駆使して黒9:白1くらいのワカレでしょう。

しかし本来、置き碁の闘いとは下手の方が力不足なのは当たり前。
こういう展開になるなら、そもそも手合い違いということになります。

そこで大事なのは、できるだけこのワカレの差を開かれないことです。

先ほどの図なら、例えば3手目で少し大人しく打ったとしましょう。


手順再生
先ほどよりは黒は甘いですが、それでも左上と左下の地と安全は確保され白は眼がない状態です。
黒7:白3くらいのワカレとみていいでしょう。

さかもと
このように最後まで最強手で頑張る必要はなく、大筋の部分だけ譲らなければ黒は十分なのです

わからんベイビー
なるほど。
この図なら、①左上の地を荒らされない。②左下の黒の安全が確保できている。この2つが達成されていれば黒は十分というわけか
わからんベイビー
これならそこまで無理に闘う必要がないからだいぶ気が楽だな

さかもと
もちろん時には上手の力で予想外の被害がでることもあるでしょうが、その時は落ち着いて冷静に、最小限の被害で収まるように心がけましょう
さかもと
通常時で5:5、白にうまく打たれても黒3:白7に抑えられれば上出来です

わからんベイビー
とはいえ、やっぱり闘わなくちゃいけないんだな
さかもと
そうですね。さすがに受けに回るだけで勝てるほど碁は甘くありません。

しかし、置き碁の効力はかなり大きい。

置石を利用しながら上手の闘いにどこまで食らいつけるかが置き碁の肝といえるでしょう。

逆に言えばそうやって上手と切り結ぶことによって、闘いの仕掛け方や読み合いの力、ワカレの判断など色んな実践的要素が鍛えられるとも言えます。

上手との置き碁で得られる最大の経験は、そういった「闘いの感覚」だと私は考えます。

わからんベイビー
逃げてばっかりじゃ、いつまでたっても成長はできないわけか……。
わからんベイビー
よし! 今度からは上手の胸を借りるつもりで堂々と闘っていくぜ!

さかもと
その意気です!

上手も人間ですから皆さんと同じように一手一手打ち進めていくよりありません。
その手をしっかり受け止めて下手の意地を見せてやりましょう!
さかもと
実はその方が上手も楽しかったりしますしね
わからんベイビー
ん? なんか言ったか?

さかもと
いえいえ! なんでもありませんよ!

次回予告「ワカレの判断方法」

わからんベイビー
とはいえ、そうなると”ワカレ”の判断がすごく大事ってことになってくるよな
わからんベイビー
そんなの意識したことないからわからないぜ

さかもと
わかりました!
それでは次回は「ワカレの判断方法」についてお話していきましょう!

わからんベイビー
よろしく頼むぜ!

さかもと
というわけで、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回もぜひご覧ください!

わからんベイビー
次回もよろしくだぜ!じゃあな!






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ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして!さかもとです! 普段は囲碁インストラクターをしていて 棋力は七段格です! たまに獅子舞とかもやってます。 「 囲碁を通じてモノの考え方を学ぶ 」 をモットーにしながら 囲碁や芸能について情報発信していきます! < 詳しいプロフィール >